獣医師会でのお仕事の1つに、「小動物飼育アドバイザー」というものがあります。
これは、獣医さんが小学校に行って、そこで飼われている動物の飼育指導をしたり、動物に関わるいろいろな知識について、小学生にお話をするものです。
毎年私も行っているのですが、今週のテーマは「いのちの大切さ」というものでした。
これは正直難しいテーマなのですが、獣医師が関わっている動物のいのちについて、小5のみなさんに30分ぐらいお話をしました。
このような活動を通じて、普段の動物病院での診療とは違う、獣医師の社会的義務などを果たせればと思っています。
シーサイドアニマルクリニックの診療日記ブログへようこそ。 ここでは当院で診察したワンちゃん・ネコちゃんの病気についての説明や、お知らせなどをときどきアップしていきますので、よろしくお願いします。
2013年11月7日木曜日
2013年10月20日日曜日
麻酔ブートキャンプ参加報告
10/11-16まで麻酔ブートキャンプのため、お休みをいただいていましたので、参加報告をしたいと思います。
麻酔ブートキャンプは、獣医麻酔の第一線の方々が講師(鬼軍曹と呼ばれる)となり、1週間、朝から晩までみっちり麻酔・疼痛管理について勉強および実習を行う合宿です。今回は座学20コマ以上、実習20時間以上という、ハードスケジュールで脳みそと体がヘトヘトになるまで、勉強させていただきました。
合宿では普段なかなか聞くことのできない、教科書に載っていないノウハウや、最先端の麻酔管理法について、しっかり学びました。今回の合宿で感じたのは、麻酔を専門にされている方々の知識と経験の深さです。質問をすれば、期待した答えの倍は答えが返ってくる、恵まれた1週間を送ることができました。
この麻酔ブートキャンプの講師の方々、サポートや写真撮影までしていただいたゾエティスの香川様、準備やお手伝いををしてくださった酪農大学の麻酔科研究室の学生や院生のみなさんに感謝したいと思います。また、今回得ることのできた知識、ノウハウは患者動物のために早速実践していきます!
麻酔ブートキャンプは、獣医麻酔の第一線の方々が講師(鬼軍曹と呼ばれる)となり、1週間、朝から晩までみっちり麻酔・疼痛管理について勉強および実習を行う合宿です。今回は座学20コマ以上、実習20時間以上という、ハードスケジュールで脳みそと体がヘトヘトになるまで、勉強させていただきました。
合宿では普段なかなか聞くことのできない、教科書に載っていないノウハウや、最先端の麻酔管理法について、しっかり学びました。今回の合宿で感じたのは、麻酔を専門にされている方々の知識と経験の深さです。質問をすれば、期待した答えの倍は答えが返ってくる、恵まれた1週間を送ることができました。
この麻酔ブートキャンプの講師の方々、サポートや写真撮影までしていただいたゾエティスの香川様、準備やお手伝いををしてくださった酪農大学の麻酔科研究室の学生や院生のみなさんに感謝したいと思います。また、今回得ることのできた知識、ノウハウは患者動物のために早速実践していきます!
会場となった酪農大学の中で、一番古い校舎だそうです。そういえば、この日だけいいお天気でした。 |
硬膜外カテーテル実習。八光さんのセットは非常に使いやすかったです。 |
TOFウォッチ。神経筋遮断のモニターに使います。 |
集合写真。今回の参加者は8名で、講師(鬼軍曹)も8名でした。 |
2013年6月23日日曜日
動物看護系雑誌にフィジカルアセスメントの特集が出ました
今回は動物看護師さん向けの専門雑誌「AS(アズ)」で、以前セミナーを行ったフィジカルアセスメントの特集を2回連続で書かせていただきました。
獣医療の向上のためには、動物看護師さんの技術・知識向上はかかせません。
このような活動を通じて、地域の獣医療がどんどん発展すればと思っています。
2013年4月28日日曜日
集合注射が終了しました。
神奈川県獣医師会のお仕事である狂犬病予防接種の集合注射が、4月初旬から始まり、先週終了しました。
その中で私は6回ほど担当として出動して参りました。
中でも大変だったのが、茅ヶ崎市役所。ここはとにかく多くの方がいらっしゃいます。
その中で私は6回ほど担当として出動して参りました。
中でも大変だったのが、茅ヶ崎市役所。ここはとにかく多くの方がいらっしゃいます。
たくさん来られているにもかかわらず、ワンちゃん同士が喧嘩することもなく、整列して順番を待っていただきました。
これだけの注射も、あっという間に無くなります。追加追加。
今年も無事に集合注射を終えることができました。ご協力いただいた飼い主のみなさんや役所、役場のスタッフの方々に感謝いたします。来年もどうぞよろしくお願いします。
成田
2013年3月9日土曜日
腸内異物と誤嚥性肺炎
今回は、スポンジ状のおもちゃを食べて腸で詰まってしまったネコちゃんの事例を紹介します。このネコちゃんの場合、異物が詰まってしまったことも問題ですが、それ以上に、腸が詰まったことで食事を含む胃内容液が気道に入ってしまったことによる「誤嚥性肺炎」を起こしていたことが問題でした。
誤嚥性肺炎になると肺でのガス交換が妨げられてしまうため、麻酔のリスク(危険性)が高まってしまいます。麻酔中は気管チューブからカテーテルで入り込んだ液体を吸引・洗浄を行いながら、慎重な呼吸管理の中で腸切開を行いました。
覚醒後もネコちゃんの呼吸状態や二酸化炭素濃度に気を使いながら、酸素補給や、抗生剤の投与など、積極的な治療によって、無事元気に退院、先日抜糸も行うことができました。
適切な処置、手厚い看護を行ってくれたスタッフに感謝します!!
誤嚥性肺炎になると肺でのガス交換が妨げられてしまうため、麻酔のリスク(危険性)が高まってしまいます。麻酔中は気管チューブからカテーテルで入り込んだ液体を吸引・洗浄を行いながら、慎重な呼吸管理の中で腸切開を行いました。
覚醒後もネコちゃんの呼吸状態や二酸化炭素濃度に気を使いながら、酸素補給や、抗生剤の投与など、積極的な治療によって、無事元気に退院、先日抜糸も行うことができました。
適切な処置、手厚い看護を行ってくれたスタッフに感謝します!!
2013年2月11日月曜日
腸切開(異物)
今回は七里ガ浜ペットクリニックに夜手術に行ってきました。
若いドーベルマンでしたが、お腹を開けるとこのような(⬇)はっきりと詰まっている場所が発見できました。
若いドーベルマンでしたが、お腹を開けるとこのような(⬇)はっきりと詰まっている場所が発見できました。
このように詰まっている場合、腸が壊死している場合は両端を切断して腸を縫合糸で縫い合わせる「腸管吻合」を行いますが、今回はそこまでの重症ではなかったので、切開してそこを縫合する「腸切開」のみで治療ができました。
2013年1月28日月曜日
難産(帝王切開)
今回はジャックラッセルの難産です。
陣痛が始まって長時間経っているにもかかわらず、出産しないとのことでの来院でした。
早急に帝王切開にて取り出すことに。
お腹を開けてみると、仔犬のからだが左右の両方の子宮にはまり込んでしまっていました。そりゃあ、出ないわけですね。
この仔犬は手術直前のエコー検査では脈拍も止まっていましたが、懸命の看護により無事生還いたしました。めでたしめでたし。
陣痛が始まって長時間経っているにもかかわらず、出産しないとのことでの来院でした。
早急に帝王切開にて取り出すことに。
お腹を開けてみると、仔犬のからだが左右の両方の子宮にはまり込んでしまっていました。そりゃあ、出ないわけですね。
この仔犬は手術直前のエコー検査では脈拍も止まっていましたが、懸命の看護により無事生還いたしました。めでたしめでたし。
2013年1月4日金曜日
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