会陰ヘルニアは、骨盤周りの筋肉が弱くなり、脂肪や腸、膀胱、前立腺がおしりに飛び出して腫れてくる病気です。
この治療法はいろいろな方法がありますが、今回は、大型犬のボルゾイに対して、ポリプロピレンメッシュを用いた整復を行いました。
左下がポリプロピレンメッシュです。円錐状に形作り、ヘルニア部位に入れて縫合します。 |
会陰ヘルニアの術後管理を左右するのは、1)ペインコントロール 2)術中の感染予防3)オーナーさんの病気に対する理解と協力 と考えています。このワンちゃんはオーナーさんの手厚い看護もあり、合併症は一切なく回復しました。