2014年7月1日火曜日

ポリプロピレンメッシュを用いた会陰ヘルニア整復術


会陰ヘルニアは、骨盤周りの筋肉が弱くなり、脂肪や腸、膀胱、前立腺がおしりに飛び出して腫れてくる病気です。

この治療法はいろいろな方法がありますが、今回は、大型犬のボルゾイに対して、ポリプロピレンメッシュを用いた整復を行いました。


左下がポリプロピレンメッシュです。円錐状に形作り、ヘルニア部位に入れて縫合します。


会陰ヘルニアの術後管理を左右するのは、1)ペインコントロール 2)術中の感染予防3)オーナーさんの病気に対する理解と協力 と考えています。このワンちゃんはオーナーさんの手厚い看護もあり、合併症は一切なく回復しました。