2012年12月14日金曜日

胃内異物(胃切開術)多いです

当院は大型犬が比較的多いこともあって、胃内異物(何かを食べてしまう)も多いようです。今回のワンちゃんはラブラドール・リトリーバーで、嘔吐と元気がなくなってきたとのことで来院。エコー検査で、すぐに胃内の異物を発見しました。

*最近はエコーの機械の性能が上がってきているので、異物をエコー検査のみで発見できることも少なくありません。昔は造影X線検査で何時間もかかるものもありましたが。。

早速吐かせる処置を行いましたが、出すことができなかったので、手術に踏み切ることになりました。

胃切開が終わって胃を縫合したところ。
*撥水性のディスポドレープとステリドレープは当然使います

取り出したボール

胃切開の場合は数日入院で絶食絶水ののち、少しづつお食事とお水を開始していきます。このラブラドールさんの場合は、回復も早かったので、3日目には退院となりました。術後の経過も、もちろん良好です。