今年17歳になる猫ちゃんが元気・食欲減退と努力性呼吸で来院されました。
エコー検査で胸水の貯留を確認したので、胸腔穿刺にて胸水を抜いてみると、牛乳のような色をしています(写真を参考にしてください 写真は2回目の胸腔穿刺時のもので、1回目はこの何倍もの量を抜去しました)
その後の臨床検査で、胸水は「乳び胸」と診断しました。
乳び胸は、胸腔内の胸管と呼ばれるところを流れる乳び液が、胸腔内に漏れ出てたまってしまった状態です。
原因には、外傷性のものや、胸腔内の腫瘍などによるもの、原因が不明のもの(特発性)がありますが、今回の猫ちゃんの場合は、検査の結果から特発性のものであることが分かりました。
乳び胸の治療は内科療法から外科治療まで、さまざまなものがありますので、乳び胸と診断された時には、かかりつけの動物病院さんとよくご相談なさってください。
シーサイドアニマルクリニックの診療日記ブログへようこそ。 ここでは当院で診察したワンちゃん・ネコちゃんの病気についての説明や、お知らせなどをときどきアップしていきますので、よろしくお願いします。
2012年5月19日土曜日
2012年5月5日土曜日
喉にボールが詰まったワンちゃん
最近、喉の奥にボールが詰まったワンちゃんが来院されました。
別にボール遊びをしていた訳ではなかったのですが、お部屋にあったボールをサッとくわえてしまった時に詰まってしまったとのこと。
なんとかなんとか呼吸できている状態でしたが、ボールが少し動くと呼吸ができなくなるため、チアノーゼを起こしてしまうほど、いやな位置でひっかかってしまっている状態。ボールを何かで引っ掛けようとしても、表面がすべってしまってなかなか引っ張りだすことができません。
今回は幸いにも、ボールの一部にかけていたところがあったので、鉗子をひっかけてひっぱりだすことができ(写真参照)、事なきを得ました。
これとは別に、連休中はボールを飲み込んだ(完全に)というワンちゃんもよく来院します。GWも終盤ですが、ボール遊びの際には、ワンちゃんの口の大きさとボールの大きさには注意してください。
別にボール遊びをしていた訳ではなかったのですが、お部屋にあったボールをサッとくわえてしまった時に詰まってしまったとのこと。
なんとかなんとか呼吸できている状態でしたが、ボールが少し動くと呼吸ができなくなるため、チアノーゼを起こしてしまうほど、いやな位置でひっかかってしまっている状態。ボールを何かで引っ掛けようとしても、表面がすべってしまってなかなか引っ張りだすことができません。
今回は幸いにも、ボールの一部にかけていたところがあったので、鉗子をひっかけてひっぱりだすことができ(写真参照)、事なきを得ました。
これとは別に、連休中はボールを飲み込んだ(完全に)というワンちゃんもよく来院します。GWも終盤ですが、ボール遊びの際には、ワンちゃんの口の大きさとボールの大きさには注意してください。
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