今回は、健康診断のエコー検査で、脾臓に腫瘤が見つかったワンちゃんです。
脾臓に腫瘤ができた場合、多く見られるのが結節性過形成(良性の腫瘤)と血管肉腫(悪性腫瘍)なのですが、エコー検査やX線検査ではどちらかの鑑別は困難なため、多くの場合外科手術(脾臓摘出術)を行って、その後の病理組織学的検査で確定診断を付けます。
今回の結果は血管肉腫でした。
脾臓の血管肉腫は、脾臓の悪性腫瘍の約50%を占めるほど、よく見られる悪性腫瘍です。腫瘍が巨大であると出血に伴う貧血や血液凝固不全となる可能性があり、手術前に輸血など積極的な支持治療が必要となることがあります。また、肺や肝臓、心臓などに転移する可能性も高いので、手術後に抗がん剤を開始します。
このような脾臓の腫瘤は健康診断時のエコー検査で見つかることが当院では非常に多くなっていますので、かかりつけの動物病院で健康診断を受ける時には、ぜひエコー検査も一緒に受けさせてあげてください。
シーサイドアニマルクリニックの診療日記ブログへようこそ。 ここでは当院で診察したワンちゃん・ネコちゃんの病気についての説明や、お知らせなどをときどきアップしていきますので、よろしくお願いします。
2012年4月27日金曜日
2012年4月1日日曜日
大学院研究生になりました。
本年度より、日本大学の大学院研究生(獣医外科学研究室)に所属することになりました。
今までも大学病院無給研修医として外科を学ばせていただきましたが、これからより深い部分まで多く学び、それを当院での診療に生かしていきたいと思っています。
それに伴い、火曜日の予約診療日の診療は淳美先生にお願いすることが多くなると思います(診療時間などの変更はありません)ので、ご理解のほど、よろしくお願いします。
院長
写真:ビビです。大学病院で供血犬として飼われていましたが、高齢になったので供血犬としては引退し、成田家で気ままな毎日を送っています。
今までも大学病院無給研修医として外科を学ばせていただきましたが、これからより深い部分まで多く学び、それを当院での診療に生かしていきたいと思っています。
それに伴い、火曜日の予約診療日の診療は淳美先生にお願いすることが多くなると思います(診療時間などの変更はありません)ので、ご理解のほど、よろしくお願いします。
院長
写真:ビビです。大学病院で供血犬として飼われていましたが、高齢になったので供血犬としては引退し、成田家で気ままな毎日を送っています。
狂犬病予防接種のお知らせ
今日から狂犬病予防接種の時期が始まりました。
当院では、茅ヶ崎市、藤沢市の市役所への手続き代行も行っています。
例年、4月下旬〜5月中旬にかけては病院が大変込み合います。
4月初旬頃に来ていただければ、待ち時間も少なくて済みますので、お時間の許す方は早めにご来院下さい。
院長
当院では、茅ヶ崎市、藤沢市の市役所への手続き代行も行っています。
例年、4月下旬〜5月中旬にかけては病院が大変込み合います。
4月初旬頃に来ていただければ、待ち時間も少なくて済みますので、お時間の許す方は早めにご来院下さい。
院長
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