2014年11月19日水曜日

先日の小動物飼育アドバイザーの続き


前回、小学校で小動物飼育アドバイザーという獣医師会のお仕事をしてきた話を書きましたが、先日お礼のお手紙集をいただきました。




やって良かったなぁ、本当に励みになります。

診察室に貼ってあるので、ご来院の際にぜひご覧ください。

2014年11月12日水曜日

今年の小動物飼育アドバイザー

今年も小学校で動物のことについての授業をする「小動物飼育アドバイザー」制度で、小学校を訪問しました。

今回は小3、130名弱という大人数でしたが、よく話を聞いてくれたな−と感心しました。

内容も「いのち」、それも災害のこともふくめて欲しいとのことだったので、スライド作成には気を使いましたが、みんなの記憶に残るものになってくれればと思います。




2014年10月14日火曜日

陰部から塊が出てきたら・・・(膣平滑筋腫)

11歳 メスの黒ラブさんです。

突然陰部からピンク色の塊がぶら下がるように出てきて、排尿しづらそうとのことでした。

こんなパターンの時は1)膣過形成 2)膣平滑筋腫のどちらかが多いのですが、どちらも治療法は外科治療(まだであれば避妊手術を一緒に)がメインとなります。

問題はこの黒ラブさん、避妊手術をしているかわからない(高齢になってから引き取った)ことでしたが、こんな場合は、エコー検査が大変有用です。それなりのエコーの機械であれば、卵巣は見えます。今回もエコー検査で左右卵巣を確認できました。

というわけで若干高齢ではありましたが、避妊手術+膣腫瘤切除を実施しました。
術後、病理組織学的検査結果は「膣平滑筋腫」でした。再発もなく、経過も良好です。

陰部から塊が出てきたら、早めにお近くの動物病院でご相談下さい。



2014年8月23日土曜日

フィジカルアセスメントセミナー講師のご報告

このところ、恒例行事のようになっているフィジカルアセスメントのセミナーを今年も行いました。今回は普段よりも参加人数の多い、約140名! 場所は渋谷です。


さすがに緊張しましたが、せっかく参加してくれた動物看護師の役に立つべく、55分でスライド120枚という、非常識なプレゼンテーションをしてきました。
伝えたいことがありすぎて、時間が足りません。早いと思った方、申し訳ありません。







講義のあと、一緒にセミナー講師を務めていたR大のS先生、夜合流したN大のT先生と一緒に麻酔の話などをしながら、楽しく食事を取ることが出来ました。

獣医師同士だけでなく、いろいろな分野の方と話すことは本当に参考になります。
この中から得た知識は、早速病院の現場で実践していきます。


2014年7月1日火曜日

ポリプロピレンメッシュを用いた会陰ヘルニア整復術


会陰ヘルニアは、骨盤周りの筋肉が弱くなり、脂肪や腸、膀胱、前立腺がおしりに飛び出して腫れてくる病気です。

この治療法はいろいろな方法がありますが、今回は、大型犬のボルゾイに対して、ポリプロピレンメッシュを用いた整復を行いました。


左下がポリプロピレンメッシュです。円錐状に形作り、ヘルニア部位に入れて縫合します。


会陰ヘルニアの術後管理を左右するのは、1)ペインコントロール 2)術中の感染予防3)オーナーさんの病気に対する理解と協力 と考えています。このワンちゃんはオーナーさんの手厚い看護もあり、合併症は一切なく回復しました。



2014年5月30日金曜日

6/7(土)市民向けセミナーの講師をやります。

飼い主のみなさんへのご案内です。

6/7(土)に「犬種によってかかりやすい病気」のテーマでミニセミナーが行われ、私が講師を務めることになりました。
興味のある方は、茅ヶ崎わんわんパトロール隊までお問い合わせ下さい。



現在頑張ってスライド作成中です。
期待してくださいね。

2014年4月1日火曜日

合格通知(2つ)と学会発表

新しい年度が始まりました。
今年はすでに2つの合格通知を頂きました。


1つはレーザー治療を強化するために、「獣医療レーザー認定医」なるものを取得するための講習会の参加と試験の合格通知。もう1つは継続して勉強させて頂いている、大学の研究生の合格通知です。

また、3月21日には、神奈川県獣医師会学術大会にて、学会発表もさせていただきました。大学研究生の成果報告も兼ねています。



まだまだ自分は未熟であることを、日々の診療でも学会発表でも感じます。
もっと勉強し、1頭でも多くの患者さんを救えるよう、日々邁進してまいります。