2014年10月14日火曜日

陰部から塊が出てきたら・・・(膣平滑筋腫)

11歳 メスの黒ラブさんです。

突然陰部からピンク色の塊がぶら下がるように出てきて、排尿しづらそうとのことでした。

こんなパターンの時は1)膣過形成 2)膣平滑筋腫のどちらかが多いのですが、どちらも治療法は外科治療(まだであれば避妊手術を一緒に)がメインとなります。

問題はこの黒ラブさん、避妊手術をしているかわからない(高齢になってから引き取った)ことでしたが、こんな場合は、エコー検査が大変有用です。それなりのエコーの機械であれば、卵巣は見えます。今回もエコー検査で左右卵巣を確認できました。

というわけで若干高齢ではありましたが、避妊手術+膣腫瘤切除を実施しました。
術後、病理組織学的検査結果は「膣平滑筋腫」でした。再発もなく、経過も良好です。

陰部から塊が出てきたら、早めにお近くの動物病院でご相談下さい。



2014年8月23日土曜日

フィジカルアセスメントセミナー講師のご報告

このところ、恒例行事のようになっているフィジカルアセスメントのセミナーを今年も行いました。今回は普段よりも参加人数の多い、約140名! 場所は渋谷です。


さすがに緊張しましたが、せっかく参加してくれた動物看護師の役に立つべく、55分でスライド120枚という、非常識なプレゼンテーションをしてきました。
伝えたいことがありすぎて、時間が足りません。早いと思った方、申し訳ありません。







講義のあと、一緒にセミナー講師を務めていたR大のS先生、夜合流したN大のT先生と一緒に麻酔の話などをしながら、楽しく食事を取ることが出来ました。

獣医師同士だけでなく、いろいろな分野の方と話すことは本当に参考になります。
この中から得た知識は、早速病院の現場で実践していきます。


2014年7月1日火曜日

ポリプロピレンメッシュを用いた会陰ヘルニア整復術


会陰ヘルニアは、骨盤周りの筋肉が弱くなり、脂肪や腸、膀胱、前立腺がおしりに飛び出して腫れてくる病気です。

この治療法はいろいろな方法がありますが、今回は、大型犬のボルゾイに対して、ポリプロピレンメッシュを用いた整復を行いました。


左下がポリプロピレンメッシュです。円錐状に形作り、ヘルニア部位に入れて縫合します。


会陰ヘルニアの術後管理を左右するのは、1)ペインコントロール 2)術中の感染予防3)オーナーさんの病気に対する理解と協力 と考えています。このワンちゃんはオーナーさんの手厚い看護もあり、合併症は一切なく回復しました。



2014年5月30日金曜日

6/7(土)市民向けセミナーの講師をやります。

飼い主のみなさんへのご案内です。

6/7(土)に「犬種によってかかりやすい病気」のテーマでミニセミナーが行われ、私が講師を務めることになりました。
興味のある方は、茅ヶ崎わんわんパトロール隊までお問い合わせ下さい。



現在頑張ってスライド作成中です。
期待してくださいね。

2014年4月1日火曜日

合格通知(2つ)と学会発表

新しい年度が始まりました。
今年はすでに2つの合格通知を頂きました。


1つはレーザー治療を強化するために、「獣医療レーザー認定医」なるものを取得するための講習会の参加と試験の合格通知。もう1つは継続して勉強させて頂いている、大学の研究生の合格通知です。

また、3月21日には、神奈川県獣医師会学術大会にて、学会発表もさせていただきました。大学研究生の成果報告も兼ねています。



まだまだ自分は未熟であることを、日々の診療でも学会発表でも感じます。
もっと勉強し、1頭でも多くの患者さんを救えるよう、日々邁進してまいります。


2014年2月6日木曜日

先月の帝王切開

帝王切開では、いかに短時間の全身麻酔で安全に手術を行えるか、が大切です。当然のことですけど、効率的な手術って、事前の詳細な患者動物の評価と麻酔計画の上に成り立っているんです。


2014年2月5日水曜日

より良い電子カルテを作るために

当院では、診療明細を電子カルテで管理していますが、実はファイルメーカーというアプリを利用して自作しています。

先日は、このファイルメーカーのスキルアップセミナーというものに参加してきました。



獣医なんて(たぶん)自分だけ、様々な業種の方が集まっているため、同業種からは出ないであろう面白いアイデアや考え方を学ぶことができ、とってもいい刺激を受けることができました。みんな知識も半端ないですし、何よりこのセミナーで1つでも多くを身につけようとする意欲がビシビシ感じてきました。

今回の経験をちゃんと診療に生かすべく、電子カルテにも改良を加えていきたいと思っています。